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ショベルヘッドハーレーダビッドソンギャラリー(画像)一覧

'78年、巨大化する車体とそれに伴う車重の増大に対処すべく、ボア、ストローク共に拡大され80cu.in.(1310cc)になります。

最初にこのエンジンが搭載されたのはFLH-80で、騒音規制に対応した巨大なエアークリーナー・カバーにも80という数字が示されていますが、実際の排気量は82cu.in.(1340cc)でした。

ちなみに74cu.in.モデルは'80年までで82cu.in.にすべて代わり、当初、圧縮比は8:1でしたが、'81年以降は7.4:1に低められ無鉛ガソリンにも対応しました。


1966 ハーレーダビッドソン FLH エレクトラグライド (アーリーショベル)

1966 ハーレーダビッドソン FLH エレクトラグライド (アーリーショベル)

'66年から'69年に生産されたジェネレーター搭載のパンヘッドの腰下を流用したアーリーショベルは、大きなバッテリー付きがB、フット・シフトがF、高圧縮比がHという文字を付け加えて呼ばれていました。

これによって FLB、FLFB、FLHB、FLHFB といった長い名前のモデルが存在しましたが、'70年にキック・スターターが廃止されると、こうした煩わしい名称も廃止されます。 従って初めからキックの付いているのは、'60年代製の6Vの電装(直流発電機)で、ジェネレーター・ショベルと呼ばれ、'70年代製の 12V モデル(交流発電機)はオルタネーター・ショベルといいます。

基本形はFLとFLHで、前者は警察用車輌(ポリス・モデル)です。 上の画像はストリップしていますが、警察用車輌は巨大な風防とリア・タイア脇のFRP製サドル・バッグが標準装備され、それ以前は皮製やプラスティック製のサドル・バッグでしたが、'66年モデルからFRPになります。 民生用にも'69年からハンドル・マウントのフェアリングと巨大なスクリーン付きモデルが用意されました。

1971 ハーレーダビッドソン FX スーパーグライド

1971 ハーレーダビッドソン FX スーパーグライド

FLのボディにFXのフロント周りを取り付けたような格好のFX スーパーグライド。

その独特のシートカウルは別名”ボートテイル”などと呼ばれ、ロゴやポイントカバーなど、このモデル専用のパーツがふんだんにおごられた力作ですが、ここ日本ではその見慣れないボートテイルが仇になった為か、まったく人気が出ませんでした。

ちなみに白をベースに赤と青のラインが入った、通称”スパークリング・アメリカ”というペイントは'71年のみのカラーで、当時は購買意欲をさらにそぎ落としていましたが、今見ると逆に新鮮ですね。 ミーティングでもほとんど見かけない超レアモデルです。

1978 ハーレーダビッドソン FXS ローライダー(Low Rider)

1978 ハーレーダビッドソン FXS ローライダー(Low Rider)

FXS ローライダーのデビューは'77年、74cu.in.(1200cc)です。 しかしこの排気量のモデルは翌々年の'79年には82cu.in.(1340cc)へとアップします。

初代ローライダーはその完成されたチョッパー色の強いスタイルから多くの人が魅了され、日本でも第一次ハーレーブームを巻き起こしました。

'78 ハーレーダビッドソン FXS ローライダーの詳細データ

1980 ハーレーダビッドソン FXB スタージス(Sturgis)

1980 ハーレーダビッドソン FXB スタージス(Sturgis)

FXB スタージスはサウスダコタ州の有名なバイクミーティングが行われる地に因んで付けられた名前です。

単なるメダルビジネスではなく、1 次減速と 2 次減速にチェーンに代わってベルトが用いられたモデルで、後のダイナ・シャーシ導入でもわかる通り、革新は常にスタージスからという戦略的な部分が見えます。

ベルトへの変換は容易ではなく、クラッチはベルトの外側に張り出しています。 しかし 1 次減速のベルトの交換にはプライマリー・ケースを割る必要があり、更にはクラッチ・スプリングまで外さなければならなく、メンテナンスの不便さからか、もしくは高熱になると切れやすいなど信頼性の理由からか、'81年以後用いられることはありませんでした。

外装が黒で、タンクのロゴの上に小さく"AMF"の文字が入る他はロー・ライダーとほぼ同じです。

'80 ハーレーダビッドソン FXB スタージスの詳細データ

1980 ハーレーダビッドソン FLT ツアーグライド

1980 ハーレーダビッドソン FLT ツアーグライド

'80年に発売されたツアー・グライドは、名前の通り長距離ツーリングに適した巨大クルーザーです。

ラバー・マウント(正確にはゴムじゃない振動吸収素材)されたエンジン、フレーム・マウントのカウル、チェーン・ケースなどが特徴です。

エンジンは 82cu.in.(1340cc)。 フロント・フォークはステアリング・ステムの後ろに位置し、キャスター角も FL/FLH から変更され、ステアリングは低速時により軽くなりました。 ミッションは5速でヘッドライトはデュアル、ブレーキ・ディスクの大型化、標準装備のバッグは大型化され、巨大な車重は、乾燥で 320キロを超え、燃料を入れると 360キロを超える程でした。

この値は同時期の FLH(エレクトラ・グライド)より、20キロ程重い事になります。 ちなみに当時の雑誌によるテストでは、0-400m 発進は 15 秒台だそうです。

'80 ハーレーダビッドソン FLT ツアーグライドの詳細データ

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