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フラットヘッドハーレーダビッドソンギャラリー(画像)一覧

シリンダーヘッドを開けるとバルブやロッカーアームが無く、真っ平らなことからフラットヘッドと呼ばれていて、その単純な構造から、パーツ点数が少なくメンテナンスしやすい・耐久性に優れている、 などの長所を持ち、世界中に多くのマニアが存在します。
'32年〜'74年までの42年間も作り続けられたこのエンジンは、ハーレー史上もっとも長い歴史を持っています。


1934 ハーレーダビッドソン フラットヘッド VL

1934 ハーレーダビッドソン VL1200

VLは'30〜'40年の間の10年間生産され、日本の陸王のベース車両にもなったモデルです。

エンジンは74cu.in.(約1200cc)サイドバルブ。 フレームはシングルクレドールフレーム・VLスプリンガーフォークという組み合わせです。 750ccのWLと同じフレームに無理やり1200ccエンジンを載せていたのでフレームがよく折れていたようです。

1938 ハーレーダビッドソン フラットヘッド WL

1938 ハーレーダビッドソン WL750

WLは'37年にデビューしたフラットヘッド750ccモデルで、この"W"とは新しいオイル循環システムを採用したことにちなんで付けられたコードです。

ハーレーの中では比較的小さいエンジンなので「ベビーツイン」とも呼ばれています。 フレームはシングルクレードルフレーム・VL/45スプリンガーフォークという組み合わせ。

1942 ハーレーダビッドソン フラットヘッド WLA

1942 ハーレーダビッドソン WLA750

WLAはWL750の装飾装備を簡素化し、さらに戦場で使われる装備を搭載した第2次世界大戦時に作られた軍用モデルです。

WLAの"A"とはアーミーのことで'40年から作られました。 ミッションはワイドレシオの3速で高速道路もガンガン走れます。 今のバイクと違い操作はフットクラッチにハンドチェンジ、手動進角とかなり複雑な操作性で、乗りこなすには慣れが必要です。

1944 ハーレーダビッドソン フラットヘッド UL

1944 ハーレーダビッドソン UL1340

ULは'36〜'45年の9年間生産されました。 エンジンは80cu.in.(約1340cc)サイドバルブ。

ハーレー社のサイドバルブエンジンの中では最大の排気量を誇っていて、シリンダーが大きくなったことにともないヘッドもより大きく、シリンダーヘッドに付いてるフィンも、空気に対する面積を稼ぐため深く作られています。 フレームはナックルヘッドと同じダブルクレードルフレームで、ミッションは3速と4速がありました。

1957 ハーレーダビッドソン フラットヘッド KR

1957 ハーレーダビッドソン KR

KRは'52年〜'69年まで生産されたスポーツモデルです。 ロードレーサーとダートレーサーに分けられ、TT用ロードレーサーにはリアサスペンションが付けられていました。

ヘッドの型がほかのサイドバルブと違うエンジンは744ccサイドバルブ、圧縮比9:1で48馬力-7000rpm、最大トルク6.9kgm-5000rpmを発揮しました。 フレームはクロームモリブデン鋼のダブルクレードルフレームが使われ、ミッションもエンジン一体式が採用されていました。 現在のスポーツスターの元祖的なモデルです。

1932 ハーレーダビッドソン フラットヘッド サービカー

1932 ハーレーダビッドソン サービカー

サービカーは'32年〜'74年までの42年もの間、生産されたモデルです。

エンジンはWLAにも使われたタフな750ccベビーツインが搭載され、初期型はVLのスプリンガーフォークを使い、'58年からはグライドフォークに変更されました。 リアタイヤの駆動システムはチェーンでデフギアを回し、ミッションには3速+バックギアが付いていました。

自動車よりも小回りが利くので、交通係のお巡りさんや郵便局の配達係さん、フリーウェイなどでクルマが故障した時に修理に向かう作業車として広く使われていました。

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