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'60年代絶版アメ車ギャラリー(画像)一覧

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1965 FORD MUSTANG FASTBACK (フォード・マスタング・ファストバック)

1965 FORD MUSTANG FASTBACK (フォード・マスタング・ファストバック)

スペシャリティカーというジャンルを開拓し、その後カマロなど多くのライバル車を産み出すきっかけとなったフォード・マスタング。

既存車種のコンポーネンツを巧みに流用しながらも、スタイリッシュかつ4人乗員の2ドアクーペ&コンバーチブルという車種構成、必要以上の動力性能、ロープライスな価格設定という魅力に発売直後から多くのファンを掴みました。

4月に発売が開始されたマスタングは、1ヶ月後の5月末にはアメリカ最大のレース・インディ500のペースカーに選ばれるという栄誉を受け、その後も半年で12万台ものセールスを記録、社会現象的な大ヒットとなりました。

'64年式はクーペとコンバーチブルの2種類のボディ構成でしたが、翌'65年にはきれいなルーフラインを持つファストバック・モデルを追加。
'66年はラインナップに変更はないものの、内外装にクロームパーツが追加されるなどの小変更を受け、高級感がたかめられています。

ファストバック・モデルはボディ剛性・空力性能にも優れ、SCCAをはじめとするレースシーンで活躍したシェルビー・GT350は、6台の例外を除いたほとんどのベース車両をファストバックで仕上げていました。



1967 CHEVROLET CAMARO (シボレー・カマロ)

1967 CHEVROLET CAMARO (シボレー・カマロ)

初代マスタングによって開拓された小型スポーティーカー市場(ポニーカーマーケット)は'60年代後半に向けて年々拡大が進みました。
GMとしてもマスタングの快進撃を見過ごすわけにはいかず、'67年にカマロを発売しました。

'67年式カマロは2ドアハードトップと2ドアコンバーチブルの2種で、ホイールベースは110インチ(約2794ミリ)。
標準エンジンは230cu.in.(140馬力)直列6気筒と327cu.in.(210馬力)V型8気筒の2種類。

ボディサイズ、エンジン排気量ともにライバルのマスタングよりも一回り大きく設計されたカマロは、初年度から確実にファンを獲得し、22万台を超えるセールスを記録しました。

オプションパッケージはRS(ラリースポーツ)の327cu.in.(275馬力)、350cu.in.や396cu.in.を搭載するSS350/SS396、386cu.in.や396cu.in.を搭載するインディ500ペースカー、302cu.in.(290馬力超)レーサーベースグレードのZ28などがあります。

PDFで'67シボレー・カマロの詳細スペックを見る



1963 CHEVROLET CORVETTE (シボレー・コルベット)

1963 CHEVROLET CORVETTE (シボレー・コルベット)

アメリカを代表するスポーツカー、コルベットは'63年に第2世代へと進化しました。

2代目コルベットの特徴はなんといってもその外観につきます。
スティングレイ(アカエイ)というペットネームが付けられたそのフォルムは、日系デザイナーのラリー・シノダの手によるものです。

GMが'59年に発表したスティングレイ・レーサー(プロトタイプ)がモチーフとされており、発表当初に市場へ与えたインパクトは絶大でした。

'63年式コルベットのボディ・ラインナップは、クーペとコンバーチブルの2種類。
なかでの左右2分割のリアウィンドウ、通称「スプリットウィンドウ」は'63年式クーペだけが持つ希少なディティールです。

PDFで'63シボレー・コルベットの詳細スペックを見る



1969 CHEVROLET CHEVELLE SS396 (シボレー・シェベルSS396)

1969 CHEVROLET CHEVELLE SS396 (シボレー・シェベルSS396)

'64年に登場したシボレー・シェベルは、当時のコンパクトカーであるシェビーUと、フルサイズのインパラ/ビスケインとの中間となるインターミディエイトカーとして誕生しました。

'64〜'67年式までが第1世代で'68年からは早くもフルモデルチェンジが行われ、第2世代へと交代していきます。
'68年式と翌'69年式のスタイリングはシェベルの歴代ナンバーワンといわれていますが、両車はヘッドライトベゼルやグリル内のモール、バンパー形状などに若干の違いがあります。

車種構成は標準グレードがシェベル300、その上級版が300デラックス、最上級グレードがシェベル・マリブなどのラインナップ。

グレードによって用意されるボディ形状は異なり、マリブには4ドアのセダン・ハードトップ、2ドアのハードトップとコンバーチブル、4ドアワゴンの5種類が存在しました。

ホットモデルのSS396は'66年よりラインナップに追加され、2ドアクーペとコンバーチブルのボディに最高出力の違う3つの仕様の396cu.in.が用意されました。

PDFで'69シボレー・シェベルSS396の詳細スペックを見る



1969 CHEVROLET ELCAMINO SS396 (シボレー・エルカミーノSS396)

1969 CHEVROLET ELCAMINO SS396 (シボレー・エルカミーノSS396)

エルカミーノは'59年、シボレー・パッセンジャーカーのコンポーネンツを流用して生まれたセダンピックアップです。
わずか2年のみの生産で一時姿を消しますが、'64年のシェベルシリーズのデビューとともに復活しました。

この'64〜'67年に販売されていたのがエルカミーノの第2世代となり、エレガントなスタイルで好評を得ていました。
ところが折からのマッスルカーブームのあおりを受け、セダンピックアップであるエルカミーノにもハイパワーの波が押し寄せます。

'68年にバトンタッチされた第3世代は、全体的に丸みを帯びた筋肉質なデザインで、ベースとなったシェベルシリーズの影響を強く受け、エンジンラインナップもとてもピックアップとは思えない強力なものでした。

'69年のエルカミーノに用意されたエンジンはなんと7種類。
250cu.in.の直6、307と350cu.in.のV8の他、トップグレードのSS396には最大375馬力を誇る396cu.in.のV8エンジンまで、ビックブロックが3種類も用意されていました。

時代の最先端を行くマッスルカーに何一つ劣る部分のない凶暴なピックアップ、第3世代エルカミーノは'70年代についに450馬力を発生するLS6を搭載し、その頂点を迎えます。

2006エルカミーノナショナルズ画像ギャラリー



1967 MERCURY COUGAR (マーキュリー・クーガー)

1967 MERCURY COUGAR (マーキュリー・クーガー)

フォード・マスタングのメカニカルコンポーネンツを使って'67年から製作された、マーキュリーのスポーツスペシャルティー・コンパクトカー、マーキュリー・クーガー。

ホイールベースは111インチ(約2819mm)とマスタングより3インチ長く、特定のグレードを持たなかったマスタングに対してGT/XR-7という、それぞれスポーツ/スポーティーエレガンスというべきグレードが最初から用意されていたのが特徴でした。

基本的には4つのバケットシートを標準に持つ4シーターですが、ごく少数ながらフロントベンチシートを持つものもオプションとして存在していました。

PDFで'67マーキュリー・クーガーの詳細スペックを見る



1965 MERCURY COLONY PARK (マーキュリー・コロニーパーク)

1965 MERCURY COLONY PARK (マーキュリー・コロニーパーク)

コロニーパークは'51〜'91年までの生産期間を誇り、マーキュリーブランドの中では最も長い歴史を持つフルサイズ・ステーションワゴンです。

'65年式コロニーパークは4ドアの6人乗りに加え、9人乗車を可能にする2タイプのバリエーションを選択することができました。

エンジンは標準が266馬力の390cu.in.を搭載し、オプションエンジンは3種類用意されていて、300馬力と330馬力を発揮する2種類の390cu.in.、そして425馬力の427cu.ih.を選択することができました。

特徴的なフェイクウッドパネルのボディサイドは、'58年の誕生から装着されている伝統的なスタイルです。



1966 CHEVROLET CHEVY U NOVA SS (シボレー・シェビーU・ノバ・SS)

1966 CHEVROLET CHEVY U NOVA SS (シボレー・シェビーU・ノバ・SS)'60年代のアメリカでは、欧州コンパクトカーの人気はアメリカンメーカーの脅威になりつつありました。

このシェアを奪おうと最初に誕生したのがフォード・ファルコン、そして後を追うように'62年に誕生したのがシェビーUでした。

ノバをトップグレードに設定し、エンジンラインナップは直4と直6だけでしたが、2/4ドアセダン、2/4ドアワゴン(ノバには2ドアワゴン設定無し)、2ドアコンバーチブルという豊富なボディスタイルを用意し、発売初年度で32万台を記録するヒット商品となりました。

'63年にはSSオプションが登場し、'64年からは全車でV8エンジンをオプションで選べるようになりました。

しかし、'64年のシェベル・マリブ登場にあわせて、シェビーUのボディバリエーションは徐々に少なくなり、'65年には2/4ドアセダン、4ドアワゴン、2ドアハードトップだけの設定になってしまいました。

PDFで'66シボレー・シェビーU・ノバ・SSの詳細スペックを見る



1969 PONTIAC GTO THE JUDGE (ポンティアック・GTO・ザ・ジャッジ)

1969 PONTIAC GTO THE JUDGE (ポンティアック・GTO・ザ・ジャッジ)

'60年代後半、ポンティアックはGMのインターミディエイト用プラットフォーム(Aボディ)をベースにいくつかの車両を生産しました。

まず最もオーソドックスな普及版として生産されたのがテンペスト。
スポーティラインとして位置付けられていたルマン。
そしてマッスルカー色の強いモデルとして投入されたのがGTOで、なかでも最高のスポーツパッケージがGTO"ザ・ジャッジ"です。

エンジンは366馬力を発揮するラムエアV400cu.in.を標準搭載し、1/4マイルを14秒台中盤で駆け抜けました。 (写真はたぶん'70年式です。)

PDFで'69ポンティアック・GTO・ザ・ジャッジの詳細スペックを見る



1964 FORD FALCON WAGON (フォード・ファルコン・ワゴン)

1964 FORD FALCON WAGON (フォード・ファルコン・ワゴン)

ファルコンが登場したのは'60年。
インポートカーのアメリカ進出が目立ち始めてきた頃に誕生しました。

この年はシボレーからもコルベアが誕生するなど、各メーカーがこぞってコンパクトカーを登場させた年です。
その中にあってファルコンは総計43万台を超える大ヒットを記録しました。

エンジンは誕生した'60年が直6の114.3cu.in.(90馬力)のみというラインナップ。
しかし翌'61年にはオプションで101馬力の170cu.in.が登場、次いで'63年にはファルコンのスポーツグレードであるファルコン・フューチュラ・スプリントクーペに、164馬力のV8・260cu.in.エンジンが標準装備されました。

しかしファルコンは'70年、トリノをはじめとするインターミディエイトクラスに吸収され、'70年いっぱいでその名前が消滅してしまいました。



1966 CHEVROLET IMPALA (シボレー・インパラ)

1966 CHEVROLET IMPALA (シボレー・インパラ)

'59年の登場以来、シボレーのトップグレードとして君臨していたインパラ。
下にビスケイン、ベルエアを従え、'60年代前半までは事実上のフラッグシップとなっていました。

しかし'66年、前年モデルでインパラの上級オプションとして設定されたカプリスが上級グレードとして登場。
こうなるとインパラの存在価値が薄くなりそうですが、シボレーのフルサイズパッセンジャーカーとしてインパラのネームバリューが衰えなかったのは、フルサイズのトップスポーツモデルとしての役割があったから。

まず'65年モデルでSSがパッケージオプションではなく、独立グレードで登場。
翌'66年にも引き継がれ、同時に最強エンジンとうわさされていたオプションコードL72、427cu.in.のV8エンジンがラインナップに加わりました。

この作戦で'77年までインパラの販売台数がカプリスに負けることはなく、シボレーのフルサイズパッセンジャーカーといえばインパラというイメージが強烈に残りました。



1962 FORD THUNDERBIRD (フォード・サンダーバード)

1962 FORD THUNDERBIRD (フォード・サンダーバード)

固定式の屋根を持たないスポーツロードスターとして、'55年に登場したサンダーバードは'53年にシボレーから発表されたスポーツカー、コルベットのライバル車として発表されました。

2シータ・オープンカーとして3年間生産されたのち、'58年には早くも新型ボディへとフルモデルチェンジ。
2+2シートを持つ大型シャシーのクーペ&コンバーチブルへと生まれ変わり、さらに2年後の'61年には第3世代へとバトンタッチします。 

外観上の特徴は、なんといってもジェットエンジンの排気口をイメージした丸形テールランプ。
ファルコン、フェアレーン、ギャラクシーなど'60年代前半のフォード車に共通するデザインですが、サンダーバードは小ぶりながらも存在感をアピールするテールフィンとのマッチングも美しく、「ロケットサンダー」の愛称を生むきっかけとなりました。



1967 LINCOLN CONTINENTAL (リンカーン・コンチネンタル)

1967 LINCOLN CONTINENTAL (リンカーン・コンチネンタル)

キャデラックとリンカーン、なにかと比較されがちなアメリカを代表する高級車メーカーですが、'60年代初頭の車両デザインに関しては、リンカーンが一歩先を行っていたかもしれません。

当時としては極めて剛性の高いモノコックボディを採用したコンチネンタルは、Rピラーの必要もなくなり、サイドドアには観音開きが採用されています。

また、コンチネンタルにはコンバーチブルも用意されており、ルーフは電動のフルオートマチック、シートは6段階のパワーシート、自動リリース式パーキングブレーキなども設定されていました。

このように、'61年式のコンチネンタルはアメリカ車の歴史上においても名車の一つとして数えられていますが、'67年式になってもなお、その面影は色濃く残っています。



1965 OLDSMOBILE DYNAMIC 88 (オールズモビル・ダイナミック88)

1965 OLDSMOBILE DYNAMIC 88 (オールズモビル・ダイナミック88)

オールズモビルは1897年に誕生したアメリカ車史上最も古い自動車ブランドです。

残念ながら2001年をもってメーカー自体は消滅してしまいましたが、1908年にGM傘下に加わって以来、長きに渡りコンサバティブ・ラグジュアリー・ブランドとして数々の名車を排出してきました。

ダイナミック88はそんなオールズモビルの中間サイズ・パッセンジャーカーです。 もっともホイールベース123インチ(約3124mm)を誇るボディは、カテゴリー的にはフルサイズとなり、インパラなどよりもさらに大きく、堂々たるサイズを誇っています。

ボディバリエーションは2ドアコンバーチブル、を筆頭に4種類用意されており、搭載されるエンジンは310馬力の425cu.in.V8が標準。 さらに360馬力と370馬力を発揮する2機の425cu.in.V8がオプションで用意されていました。

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