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'50年代絶版アメ車ギャラリー(画像)一覧

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1955 FORD THUNDERBIRD (フォード・サンダーバード)

1955 FORD THUNDERBIRD (フォード・サンダーバード)

'50年代前半にフォードはイメージ戦略の一環として、2シータースポーツカーの開発を急ピッチで行っていました。
しかし、'53年1月、ほぼ同じコンセプトを持つシボレー・コルベットのプロトタイプが先に発表・発売されてしまいます。

そこでフォードは販売上のライバルとなるコルベットを強く意識した開発途中の2シーターカーを「サンダーバード」と名付けて'54年に発表しました。

サンダーバードはコルベットよりも豪華な内外装を持ち、コルベットではオプションでしか用意されなかったV8エンジンを全車に標準装備し、豪華なパーソナルカーとして高い評価を受けました。

'55年式コルベットが生産台数700台だったのに対し、サンダーバードは16155台もの販売台数を記録。
アメリカにおける2シータースポーツというジャンルを確立しました。

なお、'55年〜'57年式はその小柄なボディから「ベビーサンダー」という愛称で呼ばれています。

PDFで'55フォード・サンダーバードの詳細スペックを見る



1957 CHEVROLET BEL AIR (シボレー・ベルエア)

1957 CHEVROLET BEL AIR (シボレー・ベルエア)

'55年、'56年、'57年の3年間にわたり生産されたシボレーを指して「トライシェビー」といいます。

特に当時のトップグレードだったベルエアが有名ですが、ベルエアが生産されたのはこの3年間だけではありません。

ベルエアという名前が初めて登場したのは'50年のこと。
以来、シボレーのパッセンジャーカー1グレードとして認定され、'75年までラインナップされていました。

ではなぜ'55年からの3年間ばかりが強調されるかというと、当時の最先端技術だった飛行機やロケットをモチーフにしたテールフィンやテールランプの造形美の美しさから、といわれています。

ベルエアのボディバリエーションは4ドアと2ドアのセダンとハードトップ、そして2ドアのコンバーチブル、さらに4ドア・ステーションワゴン、2ドア・ノマドと多種多様なバリエーションでした。

PDFで'57シボレー・ベルエアの詳細スペックを見る



1959 CADILLAC CONVERTIBLE COUPE (キャデラック・コンバーチブルクーペ)

1959 CADILLAC CONVERTIBLE COUPE (キャデラック・コンバーチブルクーペ)

戦後しばらく、アメリカ車のデザインモチーフとして一世を風靡した2連の砲弾型テールランプと翼のようなテールフィンが最初に採用されたのは、'48年型のキャデラックのすべてのモデルから。
当時のデザイナーが、P38ライトニングという戦闘機に刺激されたのが事の始まりだとか。

その後、テールフィンは全米のデザインイメージとして各メーカーにも普及し、フォルムもどんどん肥大化します。
キャデラックに関しては'59年型が最も巨大で、あらゆるテールフィンの中で最も美しいデザインとされています。

キャデラックのグレードは上から最高級ラインのエルドラドブロアム(イタリアピニンファリーナ製ボディを空輸)、シリーズ75 フリートウッド 3種、60スペシャル フリートウッド、デビル 6窓と4窓フラットトップの2種、標準モデルのシリーズ62 6窓と4窓フラットトップの2種が存在しました。

エルドラドは2ドアクーペのセビル、4ドアセダンのブロアム、コンバーチブルのビリッツの3モデルとロングホイールベースのシリーズ75などが存在しました。

PDFで'59キャデラック・コンバーチブルクーペの詳細スペックを見る



1958 CHEVROLET IMPALA (シボレー・インパラ)

1959 CHEVROLET IMPALA (シボレー・インパラ)

'58年にベルエアの最上級パッケージとして登場したインパラが独立車種となったのは'59年でした。
'59年はシボレー・パッセンジャーカーの大変革期で、それまでのアイデンティティであったテールフィンから一転、「バット・ウィング」というコウモリの翼のようなテールデザインと、「スリムライン」という低く長いボディラインをもつモデルになりました。

車種構成はベースグレードから、ビスケイン、ベルエア、インパラの3つ。どのグレードも基本的にボディは共通で、内・外装の装飾と装備で差別化を図っていました。

インパラのみ2ドアセダンの設定が無く、代わりに2ドアハードトップと2ドアコンバーチブルの設定がありました。

PDFで'58シボレー・インパラの詳細スペックを見る



1954 CHEVROLET CORVETTE (シボレー・コルベット)

1954 CHEVROLET CORVETTE (シボレー・コルベット)

GM社初のオープン2シーターカー量産モデル「コルベット」の名前の由来は、第二次世界大戦に活躍した護衛艦にちなんだものといわれています。

ボディパネルは、量産車では当時世界初となるFRPを採用。
エンジンは主力ユニットの235.5cu.in.直6をチューンナップし、最高出力150馬力と発表(54モデルの途中から155馬力)されました。

残念ながら美しいスタイルとは裏腹に、'53〜'54年式コルベットはベルエアーよりも高い値段のわりに、装備が貧弱(例えば、ドアの窓は開けることが出来ず、取り外してトランクに収める必要がありました)で、ユーザーの反応も冷ややかでした。

翌年の'55年からはついにコルベットにV8エンジンがベースエンジン(直6もベースエンジン)として搭載されます。

PDFで'54シボレー・コルベットの詳細スペックを見る



1951 MERCURY (マーキュリー)

1951 MERCURY MERCURY (マーキュリー・マーキュリー)

'49年、フォードが戦後型に設計を改めたのと同時に上級モデルのマーキュリーも戦後型となりました。

基本設計はフォードと同じだったものの、ホイールベースが118インチと長めになっていたのが特徴です。

ボディバリエーションは2ドアクーペ、4ドア・スポーツセダン、2ドアコンバーチブル、2ドアステーションワゴンの4種類。

エンジンは255.5cu.in.(110PS)V型8気筒SVです。マーキュリーはフォードに対して上級であると同時に、スポーツ性が高いことを謳っていました。

翌'50年には2ドアクーペに対してクラブクーペとモントレー・クーペという2グレードを追加しています。

なお、そのスタイルの良さゆえこの年代のマーキュリーは、近年のカスタムカーカルチャーの世界ではベースモデルとして1、2を争う人気車です。

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