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ハーレー用語辞典

アルファベット-X-


【XA750】

'42年、BMWのR71マシンをミリ単位からインチ換算してコピーしたハーレー・ミリタリーバイクです。 当時アフリカ戦線で要望の強かったチェーン切れのないシャフトドライブを採用し、フラットツインエンジン、左フットチェンジ、リヤサスペンションを採用する初のハーレーとなります。 短命に終わりましたが、その後のバイク開発に貢献しました。


【XLCR】

'77年にデビューしたXLCR。 この”CR”とはもちろん”カフェレーサー”から来ています。 15 リットル入りのレーサー風タンクにエアクリーナー・カバー、そして何より外観を印象付けるコックピット・カウルと黒塗りされ奇抜なカーブを描くマフラー。 タイヤサイズは、フロントは 19インチ、リアには 18インチ・タイアを履いています。 イメージはXR-750からとって来たとされていますが、販売は低調だったため、生産数が少なく、今になって珍重されています。


【XR750】

WRKRと発展してきたハーレーダビッドソンのダートトラック・レーサーは、'70年のAMAクラシックCレーシングのルール改定によって、スポーツスターXLCHをベースとした新しいXR750(アイアンXR)モデルへと発展します。 しかしこの鋳鉄ヘッドは熱ダレで使い物にならず、2年後の'72年にはより強力で信頼できるアルミヘッドのXR750が新しくデビューします。 XRは登場した'72年から30年間もAMCダートトラック・レースにおいて最も優勢なバイクとなり、J・スプリングスティーンやスコット・パーカーらダートトラック界の英雄を生み出しました。


【XR750 TT】

XR750 TTは、ダートラレーサーのXR750のロードレーサーバージョンです。 フットレストはスイングアームに取り付けられるほどの極端なバック・ステップで、'72年当初はリアのみディスクでしたが、フロントもホンダから提供を受けディスク化されます。 デイトナ・ビーチで開催されるバトル・オブ・ツイン(BOT=Battle Of the Twins、BOTTのことです)で活躍したXRTTベースのワークスマシンを、ルシファーズ・ハンマー(Lucifer's Hummer)といいます。 ちなみにXR750 TTの”TT”はツーリスト・トロフィーという意味です。


【XR1000】

XR1000は、ルシファーズハンマー・がデイトナレースを走るのに市販車をベースにしなければならないという規定をクリアするために'83年に一般販売された,いわゆるホモロゲーションモデルです。 エアクリーナーが大きくはみ出した2つのキャブは、右側に位置し、マフラーは左側2本出しです。 標準で70馬力のエンジンは、XR1000を0-400m/12 秒台という速さで走らせ、チューニング・ガイドによれば100 馬力以上が得られていたそうです。